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名古屋での初回開催、スタイラジーとしては9回目の参加となります
2022年7月より参加している「プログラミングの旅」。
DX支援企業として、小学生のみなさんへプログラミング教育を届けたいという思いで2024年6月に9回目の参加をさせていただきました。
生活に身近な「料理」「学校」などの題材を通して、プログラミングに必要な論理的思考(プログラミング的思考)を楽しく学べる小学生向けの授業で、放課後NPOアフタースクール様が制作されたプログラムです。(協力企業:株式会社セールスフォース・ジャパン様、ソニーグループ様、アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社様)
プログラミングの旅:詳細はこちら
9回目は愛知県名古屋市の小学校への訪問です。
2022年9月に名古屋オフィスを開設してから、初めて名古屋でプログラミングの旅を実施することができました。
■実施日:2024年6月25日(火)
■実施地域:愛知県名古屋市
■対象:小学5・6年生 合計約35名(2時間×2回)
小学5・6年生の児童を対象に、「探究編」のプログラムをお届けしました。
探究編ではプログラミング的思考を学んだ後、プログラミングブロック「MESH™」(以下、MESH)を使って「学校生活を楽しくするアイデア」を具体的に考える内容となっています。(MESH:詳細はこちら)
前半回:プログラミングの仕組みを学ぶ
前半ではタブレットは使わずにプログラングの考え方を学ぶ授業になります。
授業の序盤にプログラムのコンソール画面を表示したときには、「知ってる!」「見たことある!」という声が多くあがり、普段からプログラミングに関心をもっているようです。今回の授業にも、みなさんとても楽しみながら積極的に参加していました。
まず、プログラミングの「きっかけ」「命令」「結果」という一連のプロセスを“自動販売機”を例に出しながら学びました。プログラミングの考えが身近にあることに気付いたことで、普段の生活で見かけている他の機械の操作にも、プログラミングのプロセスを素早く当てはめて考えることができました。
そして、プログラミングの仕組みへの理解をさらに深めるため、今回も毎度おなじみの「カレー配膳ミッション」を行いました。このミッションでは、子どもたちが給食ロボットを相手に、命令の順番を考え、考えた命令を実際に口に出して命令してみることで、「作りながら直す」とはどういうことなのか、身をもって学ぶことができます。
後半回:MESHを使って学校生活を楽しくする
授業の後半は実践編として、MESHを使って「学校生活を楽しくするアイデア」を形にします。
まずはアイデアを考えることからスタートします。
・ゴミを捨てると音が鳴るようにする
・黒板を消した時に音が鳴るようにする
・ゴミ箱にゴミを入れるとカメラで撮影されるようにして誰が捨てたか分かるようにする
・ノートを開くと録音した音声が流れる
など、「身近なものをどうしたら便利に、面白くできるのか」と趣向を凝らしたアイデアがたくさん出ました。
その後、考えたアイデアを形にする過程では、苦戦しながらも前半で学んだ「作りながら直す」を実践し、試行錯誤して取り組んでいました。
例えば、「ゴミを捨てると音が鳴るようにする」というアイデアでは、「明るさブロック」をゴミ箱のフタの裏側に貼り付けることで、ゴミを捨てると音が鳴る仕組みにしていました。ゴミを捨てる際、フタが“動く”ので、動きを検知するセンサーでも同じ事ができたと思いますが、それだとゴミ箱を移動した際にも音が鳴ってしまうので、「照度センサー」を選択し正しく命令を与えられている点はよく考えられているなと感心しました。
MESHを使っての実践編は、数名のグループでの取り組みでしたが、アイデアを出す人・その仕組みを考える人・MESHを使って仕組みを実現する人などの役割が自然発生的に起きていて、実際の仕事のような光景が見られたことも印象的でした。
最後に、「プログラミングで実現させたいアイデア」を考えて発表タイムがあります。例えば「行きたい場所を伝えると旅行計画を作成してくれるシステムがあるといい」など、私たちの身近にあるもので、みんなが共感できるようなアイデアがでてきました。
今日の授業を通じて、プログラミングの考えは普段の生活を便利に楽しくできる手段だと知ってもらうことができ嬉しく思います。
私たちも、子どもたちの柔軟な発想や、苦戦したときにも話し合いをやめずに試行錯誤する姿勢に、とても刺激をもらいました。
今後も子どもたちのプログラム教育に積極的に活動していければと思います。
プログラムを進行してくださった放課後NPOアフタースクール様、ありがとうございました。
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