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みなさん、こんにちは!
今回はAWS認定 クラウドプラクティショナーでおさえてきたいポイントについてお話しします。
以前のブログで「AWS認定クラウドプラクティショナー取得に向けた勉強方法」という記事を書いたのですが、今回はその続きとなります。
軽くおさらいしておくと、AWSはAmazonが提供するクラウドサービスであるAmazon Web Serviceの略称です。
AWSは全11種類の認定資格が用意されていて、クラウドプラクティショナーはその中でも一番難易度の低い基礎レベルの認定資格です。
今回の記事では基礎レベルであるクラウドプラクティショナーの中で間違えがちな問題を取り上げて押さえておきたいポイントを解説したいと思います。
早速ですが、まずは以下の問題を解いてみてください。
【問題】
RDSに対してデータの冗長性を実現しながら、コストも最適にデータ欠損等の障害対応を実現する機能はどれでしょうか?
① AutoScaling
② リードレプリカ
③ スナップショット取得
④ マルチAZ構成
いかがでしょうか?簡単でした?
少し勉強が進んでいる人は
④ マルチAZ構成
と回答した人もいらっしゃるのではないでしょうか。
この問題の正解は…
② リードレプリカ
となります。
問題の文章の中にある災害復旧対応という言葉につられて、一つのアベイラビリティゾーン(AZ)だと危険だからと考えて、
マルチAZ構成が正しいと思ってしまいますよね。
まさに私がそうでした。
私は問題集でこれに似た問題にぶち当たり、見事に間違えてしまいました。(結構引っ掛け的な問題だとも思えるので、いまだに間違える可能性もあります…)
この問題のポイントは「データの冗長性」です。
そもそも「冗長性」とは、予期しない事態に備えて予備を用意している状態を指しており、予備を用意して緊急時に備えることを「冗長化する」といい、冗長化によって安全性が確保された状況を「冗長性がある」と表現するそうです。
Amazon RDS リードレプリカは DB の読み取り用レプリカを複数作成することで、読み取りトラフィックを複数のコピー(レプリカ)から読み取ることで全体のスループットを向上させることができます。
RDSのプライマリDBに障害が発生した場合などは、リードレプリカをスタンドアロンの DB インスタンスに昇格させることで災害復旧をすることができます。
このことが「データの冗長性」がある状態を実現しているのでリードレプリカが正解となります。
ではマルチAZ構成はどうなのかというと、これはデータベースを2つのAZに2台設置する構成を作り、ホットスタンバイを実現する構成です。
AZにおけるインフラストラクチャ障害を考慮した冗長化としては正しいですが、今回はデータ欠損などに対応する冗長化が求められています。
これは問題の中にあるコスト最適にということも考えるとマルチAZは2倍のコストが掛かるため、リードレプリカが適していることになります。
問題に対する解説は以上ですが、どうでしたでしょうか?
一つの問題をとってもなんとなくわかっている程度では引っ掛かってしまう問題も存在します。
全て完璧に学習することは難しいですが、問題集を利用して不正解だった部分を復習する流れを繰り返していくことで、見落としていた部分や理解が薄かった機能などが洗い出されていくので同じ問題でも繰り返し学習することをおすすめします。
少し意地悪な問題を取り上げてしまったので、資格試験が怖いと感じる人もいるかも知れませんが大丈夫です。
学習と続けていけば着実に身について行きますので、いつかは合格ラインまで到達することができるでしょう。
チャレンジしようと考えている人を私は応援します!!