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Linux環境下での環境変数の設定

Linux環境下での環境変数の設定

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こんにちは、大阪エンジニアのYです。


今回はLinux環境下での環境変数の設定についてご紹介したいと思います。

Linuxを触り始めてテスト環境等の開発環境を構築しているときに、誰もが通らないといけない道かと思いますので、すごく簡単な手順なので知らない方はこれを機会に覚えておくと役に立つかもしれません!

まず環境変数とは何ぞや?というと


【環境変数】

OSが設定値などを永続的に保存し、利用者や実行されるプログラムから設定・参照できるようにしたもの。プログラムの実行時などに必要となる、利用者やコンピュータごとに内容が異なる設定値などを記録するために用いられる。プログラム内で変数を定義して使用することはよくあると思います。要はその変数をプログラム実行ユーザやコンピュータ毎に設定するイメージです。

因みにWindows環境だと、環境変数の設定ウィンドウからGUIベースで割と簡単に設定することができます。
Linuxではとあるファイルに少し書き足してやるだけで、これと同じことを実現することができます。
変更するファイルは以下のファイルです。

→ {ユーザのルートディレクトリ}/.bash_profile

初期状態では以下のような内容かと思います。



このファイルは対象ユーザに切り替えたタイミングで実行されるファイルになっており、ここに変数設定を行うコマンドを記述しておくことで、対象ユーザで何かしらの処理を実行する際に設定済の変数として使用することができます。
書く内容は以下の通りです。

export 変数名=値

変数名「hoge」に対して値「test」を設定したい場合は、以下のように記述します。



あとは設定したユーザに切り替えて(設定ユーザで上記設定を行った場合は「source ~/.bash_profile」のコマンドを実行して)設定作業は完了です。

試しに設定した環境変数を表示してみましょう。



上記のように表示されれば正しく設定が完了しています。

どうでしょうか。
コマンド操作に慣れていないうちは少し難しく感じるかもしれませんが、一度知ってしまえば手順としてはこれだけなので簡単ですよね。

Windows環境に比べると、なかなか触る機会の少ないLinux環境かと思いますが、触ってみると色々と勉強にもなるので是非積極的にLinux環境にも触れて貰えればと思います・・・!