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AWS基礎 SQS紹介

AWS基礎 SQS紹介

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みなさん、こんにちは!
今回はAWSサービスの一つであるAmazon SQSについて紹介させていただきます。

前知識としてAWSは、Amazonが提供するクラウドサービスであるAmazon Web Serviceの略称です。今回の記事ではAWSのサービスの一つであるAmazon SQSを取り上げます。


Amazon SQSとは

まずAmazon SQSですが、これは略称名です。正式名称はAmazon Simple Queue Serviceといいます。Amazon SQSがどういったサービスか一言で表すと、「メッセージのキューイングを管理するサービス」と言えるでしょうか。

名称に含まれる「Queue」がこのサービスの特徴を表しています。実際にはどういったことが出来るかというと、ソフトウェア間のメッセージ送受信を行うことを管理してくれます。


■例えば

AソフトウェアがBソフトウェアに対してデータ登録を行おうとした際に、直接送信してしまうとBソフトウェア側の影響を当然受けてしまいます。この場合、Bソフトウェアが一時的に利用できない場合はAソフトウェアはデータ登録に失敗してしまうなどが予想できます。

これに対してAmazon SQSを間に設けることで、AソフトウェアはSQSに対してデータ登録を行うメッセージを送信します。SQSへのメッセージ送信が完了してしまえば、その先のBソフトウェアの状況をAソフトウェアは気にする必要はありません。

BソフトウェアはSQSからメッセージを受信してデータ登録を行います。仮にBソフトウェア側が処理に失敗したとしてもSQSにメッセージは残っていますので、再度処理することも可能です。



このように、お互いのシステムを疎結合にすることで、相手の状態に左右されることなく自身のシステムのタスクを完結することができます。これは、不具合が発生した場合の解析や解消の負荷を軽減することもでき、システム全体の可用性を高めることにつながります。


キューイングの管理はAWSに任せてしまい、システム開発者は本来のシステムの開発に注力することが出来る点がAmazon SQSを採用するメリットの一つです。キューイング自体がシステム障害を起こしてしまっては困るため、利用できるサービスはAWSに任せることが出来るのは嬉しいですね。


今回紹介したAmazon SQSの特徴などは、あくまでもサービスの一部なので、ここでは紹介出来ていない機能も多くあります。しかし、Amazon SQSは導入が簡単で予想以上に扱いやすいサービスの一つですので、一度気軽に使い始めても良いと思います。

Amazon SQS以外にも多くのサービスがありますので、皆さんも気になるサービスからAWSに触れてみてはいかがでしょうか。