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前回に引き続き、全国の小学校にプログラミング的思考の出前授業を届けている放課後NPOアフタースクール様(https://npoafterschool.org/social-design/)の「プログラミングの旅」に参加させて頂きました。
プログラミングの旅:詳細はこちら
前回のプログラミングの旅について: 詳細はこちら
前回と同様、探究編です。
探究編ではプログラミング的思考を学んだ後、プログラミングブロック「MESH™」(以下、MESH)を使って「学校生活を楽しくするアイデア」を具体的に考えてもらいます。
◆MESHは身近なものとセンサーやスイッチなどの機能を組み合わせプログラミングすることで、さまざまなアイデアを形にできるツールです。
MESHを使うとプログラミング言語を知らなくても、やりたいことをプログラミングで直感的に手軽に組み立てることができます。
MESH:詳細はこちら
小学校での授業の様子
今回は、東京都新宿区の小学校で実施した当日の様子をお届けします。
■実施日 :2023年1月31日(火)
■実施地域 :東京都新宿区
■対象 :小学5年生 合計約60名(2時間×2回)
日頃からデジタル機器やAIサービスに囲まれて育った世代なだけあって、プログラミングという言葉を知っているだけでなく、プログラミング経験が有り、仕組みをある程度理解している子どもが半数を占めていました。
今回はプログラミング的思考を更に深め、創造力を育んで貰うべく授業を行いました。
正しい命令を作るコツとは
作りながら直すことの大切さ
前回と同様、給食ロボットと一緒にミッションを進めていきます。複数のミッションカードを配布し、そのカードの中から正しい順番で命令を出しながらカレーの配膳に挑戦します。
例)お皿を持つ、ご飯をすくう、おたまを持つなど。
どうやったらカレーを配膳できるか、ミッションカードを見ながら考え、実際の動きをイメージしながら真剣に考える姿が印象的でした。
エラーが発生してしまった際に不足している命令があることに自ら気付き、ロボットが正しくカレーの配膳をできるように試行錯誤する一連の流れを経て“作りながら直すことの大切さ”を学びました。
学校生活を楽しくする、お友達を笑顔にするアイデアを
次に、MESHを使い、学校に置いてある身の回りの道具に学校生活が楽しくなる子どもたちのアイデアを加えて形にしていきました。
まずは、ほうき・ちりとりに掃除が楽しくなる様なアイデアを考え形にしました。
ほうきを動かすと「掃除してくれてありがとう」「ナイス~」などの音声が出る様にMESHを使って形にし、掃除をしている人の気分が上がり、もっと掃除をしたい!という気持ちになる様なアイデアに沢山出会えました。
加えて、ごみ箱、黒板消し、帽子、色鉛筆などの普段から使っている道具をそれぞれが好きに選び、楽しくなるアイデアを加えて形にしました。
お目当ての道具に一目散に向かう子どもたちでしたが、そんな中、道具のみならず自分たちの身体を主体としてアイデアを加える子どもも多くみられて思考の柔軟性に驚きました。
例)お友達とすれ違う時に「キラッ」と効果音がなる様に設定。
子ども達の創造する力の可能性
前回に引き続き、MESHを使った探究編授業で子どもたちからの様々なアイデアと出会うことができました。
「こんなものがあったらいいな…」という子どもたちの自由な思考から、「実際につくるとなるとどうやったら形になるだろう…」という創造力が生まれ、仕組みの部分まで考え形にする姿は印象的で子どもたちの創造力の無限の可能性を実感しました。
今後もたくさんの「あったらいいな」と出会い、そして「どうすればできるかな」にチャレンジしていってもらえると嬉しいなと思います!
今回も、プログラムを進行してくださった放課後NPOアフタースクール様、ありがとうございました。
第4回の活動報告もお楽しみに!