
CONTENT
美味しいアップサイクル
先日、おやつに買った「大豆チップス」のパッケージに「食品ロス削減の取り組みとして、わかめの端材を生地に練り込んだアップサイクル商品です。」という文言を見つけました。
アップサイクル…?
初耳だったのでまずこの商品について調べてみると、これまでは廃棄とされていたわかめの端材を使用してることがわかりました。
それ以外にも、パッケージを一回り小さくするなど、原材料と包材の両面で持続可能性に配慮がされているだとか!
これらはアップサイクルの1つの取り組みで、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任 ──すべての人の意識と行動をシフト」に繋がっています。
リサイクルとどう違う?
「リサイクル」は廃棄されるものの中から使えるものを取り出し、原料や材料として再利用すること。
「アップサイクル」は原料や材料に戻すのではなく、元の製品の素材をそのまま生かします。
なので、製品を原料に戻す際にエネルギーを必要とするリサイクルより、さらに持続可能な再利用の手法なんだそう。
もちろんリサイクルもSDGsとしては立派な役割を果たしており、身近なものでいうと「ごみの分別」がそのうちの1つですよね。
ごみと資源を分別することで、限られた資源を有効活用することができ、最終的には環境を守ることに♪
意外と身近なところに
誰もが知っている無印良品でも、アップサイクルの「寒天もち」「茎わかめ」が発売されていました。
ドライフルーツを作る工程で発生する使われない素材を活用した「寒天もち」。
固くて食べづらいという理由で廃棄されていたわかめの茎を加工した「茎わかめ」。
地球環境や生産者に配慮した素材を選び、すべての工程において無駄を省いた商品開発を目指しているんだそうです。
工夫次第で食べることができる部分が増えるなんてなんだか素敵ですね。
今後はさらに「アップサイクル」という言葉を目にすることが増えるのではないでしょうか。
そんな商品を見かけたら是非注目してみてください(^^)