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紙とSDGs
小学生の頃から絵を描いたり、夏休みのスケジュール表に予定を書き込むのが好きで、文房具屋に行く度にかわいい鉛筆やノートを眺めていました。大人になった今も「ものが増えてしまうから、これからは電子書籍で買おう」と決心しても、本屋に行ってはついつい面白そうな漫画や本を手に取ってしまいます。
ペーパーレス化が叫ばれている昨今ですが、「紙」は日常生活にも趣味の世界にも切り離せないものだと実感しています。
今回はそんな身の回りにある「紙」から見つけたSDGsの取り組みをご紹介します。
ツバメノート
たまたま文房具店で見つけてから、すっかりお気に入りになってしまったツバメノートには「ツバメ中性紙フールス」というものが使われています。中性紙とは劣化が起きにくい、長期保管することに向いている紙です。
従来の紙はインクのにじみ防止に硫酸系の薬品を使っていたことから紙が劣化してしまう問題を持っていましたが、該当の薬品を使用しない紙が開発され、100年程度だった寿命を300年ほど伸ばすことに成功しています。
「ツバメ中性紙フールス」は上記の性質と目が疲れにくいという特徴も持っているため、長く使うことが可能となっています。これはSDGs目標12の「つくる責任、つかう責任」にあてはまるように感じます。
引用:https://www.tsubamenote.co.jp/
Food Paper
最近は廃棄野菜や果物を利用した食品や紙製品を見かけることが増えてきましたね。「Food Paper」もその中の一つで、和紙工房から生まれたようです。
和紙の原材料が不足していたところ、お子さんのアイディアを基に廃棄されてしまう野菜を活用して、伝統工芸士のお母さんが新しい紙を開発されました。「アイディアは掛け算」と言われますが、まさにそのものですね。現在は小物や文房具以外に壁紙も開発されており、お部屋の雰囲気つくりにも活躍してくれそうです。
SDGs目標9の「産業と技術革新基盤をつくろう」や12の「つくる責任、つかう責任」にあてはまる、目覚ましい技術ではないでしょうか。
引用:https://foodpaper.jp/index.html
最後に
電子書籍化やペーパーレス化が進められる中でも変わらず紙製のノートや本が選択できるのは、多くの人や企業が環境に配慮した取り組みをしてくれているからだと感じています。
好きなものが消えることがないよう、私自身もできることからSDGsに取り組んでいきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。