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SDGs研修報告「陸の豊かさも守ろう」(2023年3月実施)

SDGs研修報告「陸の豊かさも守ろう」(2023年3月実施)

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森林と生物多様性の関わり方について研修を実施しました

毎月スタイラジーでは全体会議という東京大阪合同で、全社員を対象としたオンライン会議を開催しています。

2023年3月に行われた全体会議において、SDGs推進チームによるSDGs研修を実施しました。その研修内容の一部をご紹介します!

 研修テーマとしては、前月に発行したSDGs通信Vol.5に関連してSDGs目標15の「陸の豊かさも守ろう」です。

 現在、全世界のおよそ16億人の人々が、森林の恩恵を受けて暮らしが成り立っています。また、人間のほかにも昆虫や動植物の80%は森林に生息しているとされており、あらゆる生物が森林に依存し、生物多様性を維持しています。
しかし今、森林の破壊が進み生物多様性が損なわれ、更にそれが相互に悪影響を及ぼしてしまっています。
そのため、森林の減少を防ぎ、生物多様性を維持することを目的に、SDGsの目標に「陸の豊かさも守ろう」が定められています。

森林破壊と生物絶滅危機の現状

農地の拡大や土壌の劣化、木材の過剰伐採などによって毎年1000万ヘクタールの森林が破壊されています。その影響で様々な問題が起こっています。

・森林を住処とする野生生物を絶滅の危機に追いやってしまう
・人間が生きていく為の木材や薬の材料、農作物の原種がなくなってしまう
・火災や伐採によって気候変動(地球温暖化)が助長され、水害や森林火災の長期化に繋がる  等

実際に、森林減少やそれに伴う気候変動、その他過剰乱獲といった影響によって、あと数十年で約4万種類もの生物が絶滅の危機にあると言われています。このままのペースで生物が絶滅してしまうと、さらに気候変動のリスクが高まる、食料や水の確保が難しくなるといった事象が発生する可能性が高まります。

このことから森林と生物多様性は切り離して考えることが出来ないことが分かりますね。

色々な認証マークを知ろう!

SDGs通信Vol.5のブログでご紹介した中にも掲載しましたが、目標15に関連する認証マークはたくさんあります。

 ・FSC認証マーク:持続可能な森林の活用・保全を目的とした適切な森林管理を認証するマーク

RSPO認証マーク:環境問題や人権問題が起こらないように生産されたパーム油によって生産された製品につけられるマーク

→パーム油とは「アブラヤシ」という植物から採れる植物油です。コンビニ等で見かけるカルビーのポテトチップスにもこの認証マークがついています。

リーピングバニーマーク:動動物実験以外の方法で自社製品の安全性を証明し、動物愛護団体に認証されたメーカーに与えられるマーク

→日本ではまだあまり浸透していないマークですが、主に化粧品につけられることが多いです。

是非街中で探してみてください!

明日からできることはなにか

これまでお伝えしてきた自然環境に関わる問題は、その問題の大きさから身近な問題として認識しにくいかもしれませんが、自然とは最も私たちの身近にあるものです。

そのためまずは自分の生活の中で自然と触れ合い、どのように自然に支えられ、またどのように自然に影響を与えているのかを認識し、できることから取り組む事が大切です。

 明日からできる身近な取り組みとしては、「毎日の食事を見直すこと」もひとつです。

陸上の生態系への影響で最も大きい要因の一つが、飼育にかかる食糧の生産です。そのため、日々の食事で消費する肉の量を減らし、野菜や大豆などの植物ベースの食事を増やすことで、生態系への影響を大きく削減することが出来ます。

他にもすぐにできることとして「植栽」も挙げられます。都市部では特に、庭の木や花壇の花が生態系を支える重要な役割を担っています。そのため、庭やベランダ等で植物を育ててみるのもいいかもしれませんね!

 

次回のSDGs研修は2023年6月を予定しています。お楽しみに!