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きれいな桜の手前にある大量のごみ
皆さんこんにちは。
今年は桜の開花が例年より少し遅い地域が多いですね。毎年京都に花見に行くのですが、京都もやはり開花が遅く、いつもは3月末を目掛けて向かうところ、4月に入ってから行ってきました。
コロナを経て閑散としていた四条通ははるかかなたに消え去り、国内外からの旅行客でごったがえし、本当に多くの人が訪れている様子はうれしくもあり、点在するゴミ箱にあふれかえるものを見てはなんだかなとため息もついてしまうことも…
きれいなものを見に来たのに、どうしても気になって目に入ってしまうゴミの山。これってどうにかならないのでしょうか。
容器を持参することでごみを減らす仕組み
ヨーロッパではマルシェやテイクアウト店で購入する際、容器を持参してそれに入れてもらうパッケージレスを目指したゼロウェイストストアというものがあります。日本でいうお弁当屋さんやお祭りの屋台にタッパーを持参してそれに入れてもらうような感じですが、これって要はお豆腐屋さんに鍋を持参して入れてもらっていたかつての日本でも見られていた風景なんですよね。
その光景を見てから、お祭りなどに限らず、テイクアウトには容器持参で少しだけ割引等にして必要以上のごみを出さない仕組みがもっと増えればいいのにとずっと考えています。
あるところにはあるのだと思いますが、利便性を優先する気持ちもわかりますし、それがプライマリーになるのは遠そうです。
容器を返却したり再生可能容器にすることでごみを減らす仕組み
また、欧米ではデポジット文化があり、使った容器を戻すという行動が根付いている地域ですが、それと同じようにテイクアウト専門店でプラ容器ではなくガラス容器で提供し、次回容器を戻すと返金があるという仕組みを行っているようです。
以前香港に旅行に行った際、アメリカ発のチェーン店が同じようなことをしており、容器を戻したら返金があったり、提供容器をプラではなく有料の再生可能容器にしたらトッピングが無料で受けられるなど、客へのインセンティブもしっかりある取り組みで、現地の方も当たり前のように取り組んでいる様子でした。
ごみをどうしても家に持って帰れない場合、少しのお金を払うだけでリターンもありつつ、再生可能容器だから捨てる時も罪悪感も環境への負荷も軽減されるという良い取り組みだと思いました。
一気に変えることはできないからこそ自分がまずやってみたい
すべてのものを一気に変えることはできませんし、すべてを変えようとするといろいろな弊害があるのはわかります。だからこそ、客側が気軽に容器持参ができるお店だったり、屋台だったり、軸はそのままでも選択肢の一つとして当たり前にそれを選べる世の中になればいいのになと思いました。
まずはよく利用するお好み焼き屋さんやインドカレー屋さんでテイクアウトの際、タッパーに入れてもらえるか聞いてみようかなと思っています。